私と君が出逢った場所
―萌side―
なんで関根くんはまっちゃんを選んだの!?
よりのよってあんな仲良かった…いや、もうまっちゃんとは友達なんかじゃない。
――――…だって…
(1回外出てこよう…)
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『ちょっと、やめて下さい!やめてってば』
向こうから聞き覚えのある声がした。
誰だろう?
ん?
…まっちゃん?
あたしはびっくりした。
だって、だってまっちゃんの事を助けている人が……関根くんだったから。
「おい!やめろよ嫌がってるだろ!」
関根くんはそう言ってまっちゃんを助けていた。
…―――――――――
あの言葉…あたしも言われた…
あたしもあの言葉をあういう場面に言われて‘この人だったら…’って思った瞬間だった。
そう思いながらあたしはその場から立ち去った。
(関根くんはまっちゃんを選んだんだね)
そう考えながらあたしは泣いていた。
あたしは、さっきの関根くんの姿を見て‘もう関根くんはあたしなんか見てないんだ。関根くんとは、ばいばいなんだね。’
ちゃんと関根くんに言わなきゃ。こないだは悪い事したから。
(さぁ、家に帰ろう)
あたしは、この短時間に色々な関根くんの思い出やこれからの事…
決心する事に決めた。
今まで、ありがとう……関根くん
そして幸せになってね、まっちゃん。
でもまっちゃんとの友情関係は、もう……戻れない。