私と君が出逢った場所
―放課後―
「彩、ちょっと!!」
私は関根くんに言われて関根くんの横を歩いていた。
「俺達、もう別れよ―――――…」
私は関根くんの言葉を疑った。
え?嘘だよね……?
なんで「別れよ」なんて言うの?
ねぇ?なんで?
関根くんも好きって言ってくれたじゃん。
―――2人で幸せ見つけに行こう―――
って言ったよね?
『関根くんなんで…?急にどうして?私…なんかした?』
本当に悲しかった。
あんなに好きって言ってくれたのに。
あんなに私の事を抱きしめてくれたのに。
好きって言ったのも嘘だったって事?
もうわけわかんないよ。
でも、関根くんの意見も聞こう。
関根くんは口を開いて私に言った。
「彩、江面が好きなんだろ」
私はびっくりだった。反面なんでそう思うの?
―――好きなのは関根くんなのに…