私と君が出逢った場所
『関根くん、圭太と話しているの聞いてたの?』
私は関根くんが私の前から呆れて去っていこうとした時に口を開いた。
「追いかけていったら江面と彩がいたんだ。」
関根くんの背中はものすごく悲しい背中をしていた。
―――まさかだとは思わなかったけどあれはやっぱり…
関根くんは言った。
「彩は江面に言ってたんだ。」
―――「好きだから」
「彩は江面にこう言ってた。俺はこの耳でちゃんと聞いた。」
『関根くん、間違ってる!私…圭太に好きなんて言って…「もういいから」
私は関根くんが好き、大好きだから誤解してほしくないから。
だからちゃんと私と圭太の関係wp話したい。
でも―――関根くんは私の言おうとする前に
「ごめん、俺。もう無理だわ。」
萌ちゃんと関根くんが別れたあの日のように私も一瞬にして萌ちゃんと同じ気持ちになった。
そして、一気に私はどん底に落とされた。