私と君が出逢った場所


―――月日は経ちもう3年生になろうとしていた。

いつの間にか私と関根くんが別れて2ヶ月も経っていた。


別れたあの日から関根くんとは顔を合わさず。
関根くんのことは忘れよう。


なんて思った私。でもある日。


―――「まっちゃん。関根くんにちゃんと話した方がいい。」


亜子に急に言われて私はびっくりした。


でもあの誤解で私達は別れた。
たった一つの誤解だけで別れるなんて思いもしなかった。


あの夏。私は一目惚れで恋をして両思いになるなんて思いもせず遠くから毎日関根くんを見て「両思いになるといいな。」なんて、そんな事を思いながら毎日頑張ってきた。


関根くんに「好き」って初めて言われてあの日。
ほんとに神様が私にプレゼントをくれたのかと思ったくらい嬉しかった。


神様ってほんとにいるんだ。
これが幸せって言うんだ。


全部この気持ちを教えてくれたのは関根くんだった。



―――「よし。関根くんともう1度話そう。」



< 77 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop