蜜柑としょーくんとまーくんは幼馴染
始めることすらできないこの悲しみ

蜜柑は今、幼馴染のしょーくんとまーくんと向かい合って正座で座っている。

二人が話があるって言ったから三人で蜜柑の部屋にいるのに、二人ともさっきから黙ったままだった。


「まーくん、しょーくん、みかん、足が痺れてきたの」


蜜柑がそう言うと、二人はハッとしたように顔を見合わせた。


「蜜柑、好きなんだ!結婚しよう!」


しょーくんが思い切ったように言った。


「あ、おまえずりィぞ!一緒に言おうって約束したじゃないか!!」

しょーくんにつかみかかるまーくん。



「結婚・・・・?」

蜜柑がそうつぶやくとしょーくんとまーくんは一斉にこっちを向いた。


「結婚すればずっと一緒にいられるの?」


「うんうん、そうだよ!」


嬉しそうに頷くしょーくんにまーくんが慌てる。


「がさつな翔太と結婚したら苦労するぞ!それに俺と会えなくなるよ!!」


え・・・・まーくんと会えなくなるのは嫌だな・・

二人とずっと一緒にいたいよ・・・




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