キライのちスキ
◎第3章◎

会いたかった



ピンポーンッ…


あたしが、
ぼーっとしてると

インターフォンが鳴った



『は~いっ』


と居間から出て行く
お母さんの声


玄関の開く音がして、

その後なにやら
話してる感じだった…


お母さんのお客さんかな


と、
そんな事を思いながら

寄せ書きに、
再び目を戻した…。


もし、
この寄せ書きを見るのが

もっと早かったら…


こんなに…、

悩まなくて
よかったのかなぁ…


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