キライのちスキ


部屋についたけど、


空気が…重い…、


「……あ、」


と、
水樹が声を出した


「何??」


つられて、
あたしも声を出す


「……それ…」


と言って、
水樹が何かを指差す

指差す方を、
あたしはゆっくり見た


………あ、


指差したそれは、

あたしの
ベッドに散乱した

アルバム達+手紙


………やばい…
変な汗が出てきた…!!

背中とか…
……汗が流れてる


いくら、
梅雨って言っても

もう夏に近いし

雨の日だって
じめじめするし……、


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