キライのちスキ
ここは、ジっとしとくべきだよね…
あたしは聞こえないフリでソファーでコーヒーを飲み続ける…
でも…
相手は一歩も引かない…
それ以上にエスカレートしていく…
ドンドンドンッッ!!
ついには…
ドアを強く叩き出す、
相手はこの家に絶対水樹がいると思っているのか
じゃなきゃ…
こんな迷惑な事しないか
それでも、
無視するあたし…
やっと、静かになり帰ってくれたんだと
安堵のため息を吐く
でも…
気になってしまって…
ゆっくりと、
玄関へ足を運んだ…
すると…
ドアの向こうから、
「…いるんでしょ?」