ポーカーフェイスとあまえんぼ
私の心臓がドキッと弾む。
私は急いで返信した。
“空いてる!!!!”
“返信早い(笑)
じゃあ、16:30に千里さんの校門前で。”
私は頬が緩むのが分かった。
「あーぁ、熱い熱い。」
一部始終を覗き込んでいた綾は私の回りのオーラを下敷きでパタパタと扇いだ。
「まぁ……、楽しんで来なさいね。」
私は満面の笑みで、
大きく頷いた。
「うん!!」
早く、放課後にならないかなぁ。