ポーカーフェイスとあまえんぼ
ガラガラッ。
「さっきはごめん。」
私は、三人に頭を下げた。
武志と謙治は、
「ま、いーよ。」
「大丈夫か??」
そう言って、
撫でてくれたけど、
「綾……、」
綾は私と目を合わさない。
「綾、ごめんね。
心配してくれたのに……。ありがとう。」
私はそう言って再び頭を下げると、
「……全部見せなさいよ。」
綾はそう言って、私の頭をポンポンと撫でた。
「うん。」
私は、綾に全部見せた。