ずっと、愛してる……。
「そんなに返してほしいなら、今日の放課後から俺のとこへ来い。」
「っ………。」
奈々は、何も言わずに教室を出て行ったのだった。
………俺が、光って奴を忘れさせてやる。
そいつのために泣いているお前を見たくねーんだよ。
俺は、目の前の机を蹴って教室を出て行った………。
俺は、何で光って奴に焼きもちやいているんだ?
もしかして、奈々のことが好き……!?
………そんな訳ねぇーよな。
ただ……、何て言うか………。
そう思いながらトイレから出てくると、俺の所へ明が来た。
「すみません、この後会議があるので基地へ集合してもらえますか?」
「はぁ??何の会議だ?」
「新しくなった総長の為に、色々なことを説明したりしようと……。」
……幼稚園かよ。
そんなことしてる場合じゃねーんだよ!
「……あのさ、お前に質問する。」
「はい……?」
「その………、光って奴はどんな奴だった?」
「……そうですね。一言で言うと、皆から信頼されていました。」
「……そうか。」