一番星に祈る




「亮くんがすき。」


目に涙を浮かべ、中川は俺にすきだといった。

俺は中川の目を見つめて、こいつは本気で俺のことを想ってくれていると、確信した。

今までのやつらとは違う、何かを感じた。


だけど…俺の返事は変わらない。


「悪いな、中川。俺、興味ねぇから。」




< 12 / 85 >

この作品をシェア

pagetop