一番星に祈る
目をそらしてはいけない気がした。
もし目をそらせば…
もう真は二度と、俺と目を合わせてくれない気がした。
「俺が、"大丈夫か?""どうしたんだ?"って聞いてもお前は…"何でもねぇよ"……っ…ひでぇよお前…っ」
…あぁ。
俺は何をしてるんだ。
一番大切にしてきたつもりだった…
一番大切だった…
そんな真を、傷つけていたんだ…俺は…。
「……真…っ違うんだ。」
気づけば、俺も泣いていた。