一番星に祈る
真に負けないくらいの強い力で、真を抱きしめた。
力は俺のほうが上だ。
真は少しだけ苦しそうな声を出した。
「ばかかお前はよ…いい加減にしろ。」
声が震える…
涙が止まらねぇ……
止まれや…くそ…っ
「独りよがりだ?ふざけたこと言ってんじゃねぇ。俺は…お前さえいればいいって思うほど、真…お前が大事なんだよ。」
ずっと言えなかった…
真が大事だということ。
やっと…言えた。
「真……俺の親友はお前だけだ。」