一番星に祈る




俺は真っ暗の部屋のベッドから手を伸ばし、カーテンを開けた。


窓の外には……



満天の星空。

星の光が、降り積もった雪を輝かせて…


本当に綺麗な夜だった。



田舎でよかった…なんて、俺はつくづく感じる。


星を見て俺は、無意識に呟いていた。










「中川の涙みたいだ…。」





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