一番星に祈る




いじめたい衝動を押さえられない俺は、真の耳元に口を近づけ、息を吹きかける。


「…んっ…」


真…エロい声出してんじゃねぇよ。

真のわき腹を指でつつく。


「んんっ…」


真…お前感じやすいだろ?




俺は急に恥ずかしくなり、いじめるのをやめた。





真は相変わらず、夢の中…。




幸せそうな顔しやがって…。

何か夢でも見てんのか?


俺はそうして、小一時間くらい真の観察をしていた。






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