一番星に祈る





「寝ぼけてねぇよぉ~。ほんとにだいすきだよ~?」



"すき"という単語に、体が過剰反応する。

中川のことを思い出してしまう。



俺に後ろから覆い被さっている真が、もし中川なら…なんて、キモい妄想をしてしまう。




俺やべぇ……。






「寝言は寝て言え!馬鹿やろう!!」





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