一番星に祈る
真は俺の一撃で目が覚めたらしい。
目をぱちくりさせ、笑顔で俺を見る。
「おはよ~亮!遅くまで寝ててごめんな!」
そんな笑顔で言われたら、許さないわけにはいかない。
罪なやつだよな、まったく。
「朝飯食えよ。亮様特性特大おにぎり。冷めちまったけど…」
俺は真に特大おにぎりを差し出す。
ちょっとでかすぎた?
今更反省する俺。
しかし、真は目を輝かせ、特大おにぎりを受け取る。
嬉しそうな真の顔…。
俺まで嬉しくなるよ。
「サンキュー!美味いよ!」
美味そうにほおばる真を眺めて、俺は自然と笑みがこぼれた。