一番星に祈る




真は俺の一撃で目が覚めたらしい。


目をぱちくりさせ、笑顔で俺を見る。



「おはよ~亮!遅くまで寝ててごめんな!」


そんな笑顔で言われたら、許さないわけにはいかない。



罪なやつだよな、まったく。





「朝飯食えよ。亮様特性特大おにぎり。冷めちまったけど…」


俺は真に特大おにぎりを差し出す。

ちょっとでかすぎた?

今更反省する俺。



しかし、真は目を輝かせ、特大おにぎりを受け取る。

嬉しそうな真の顔…。


俺まで嬉しくなるよ。



「サンキュー!美味いよ!」




美味そうにほおばる真を眺めて、俺は自然と笑みがこぼれた。







< 77 / 85 >

この作品をシェア

pagetop