幼馴染みが好き
第1章 いじめ開始


「友美、こっちこっち!!早くぅ」

友美は、親友の紗希の手招きする方向に駆けていく。

「ごめん、待たせちゃって!!」

そう。

友美は、紗希を10分くらい待たせていた。

今日は紗希に、「どうしても行っておきたい所がある」と、無理矢理ではあるが誘われていた。

しかし、肝心な所で寝坊するのが、私-友美の癖でもあった。

「大丈夫。まだまだ時間はあるし。早速行こうよ」

ね??

と、私に言った。

「うん!!ホントごめんね??」

いいっていいって!!と言いながら、紗希は歩いて行った。

私は紗希を追うように、早歩きでついて行った。


「これ、可愛くない??」

紗希は、あるショップのキーホルダーを見て言った。

「ホントだ、可愛い!!しかも色違いもある!!」

ピンクとオレンジの2種類だった。

ちょうど、私はピンク、紗希はオレンジが好きだった。


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