幼馴染みが好き
「う、うん…」
とは、言ったものの…。
恥ずかしいよ、この姿。
先生ですら、一瞬こちらを見て固まった。
だけど、気にしてる場合じゃないよね??
「友美。お前軽すぎるぞ」
笑顔で言う悠樹に、私は、
「うっさいよ!!重いもんねぇだ!!」
だけど、私を少し励ましてくれたのかなぁ、なーんて思ってしまう私。
そんな私から、悠樹へ。
「ありがとう」
小さい声でつぶやいた。
ありがとう。
これは、昔から思ってた言葉だよ。
悠樹は、いつも私を守ってくれてたね。
「なんだよ、急に。友美が素直にありがとうとか、キモいから(笑)」
「はいはい、キモくてすみませんね」
まったく。
女の子にキモいはないでしょうが。
ちょっとへこむ。
誰でもへこむよねぇ(-_-)こういう時に限って。
でも今日は、許してあげる。
私の、救世主だから。
コンコン。
「失礼します」