幼馴染みが好き

｢腹減った…｣

｢はあ!?｣

腹減ったって…。

ムードぶち壊し!!

なんでこんなときに…。

｢なんか食って行こうぜ??｣

｢私、骨折してるんだけど??｣

そこ大事!!

｢んなこと気にすんなって!!俺がフォローしてやるから。な??｣

｢…分かった。ただし、悠樹のおごりね??(笑)｣

これでどうよ!!

｢しょうがない、おごるかぁ。よし、行くぞ!!｣

ま、まじかぁ…。

怪我人よりも食い気なのね、悠樹…。

まあ、それが悠樹だもんね。

｢…はーいぃ!!｣

早く行きたそうなのに、私に合わせて歩いてくれる。

優しいじゃん。


着いたのは、ファミレス。

私が座れるように、考えてくれてたみたい。

悠樹、気がきくじゃん。

｢友美は??なに食う??｣

｢何にしようかなぁ。悠樹は??｣

｢俺??俺は…｣

メニューを見て少し考えてから、言った。