幼馴染みが好き
「オムライス」
なんか…可愛い。
あ、そういえば悠樹、小さい頃からオムライス好きだったな。
「じゃあ私もオムライスにする」
私が悠樹のマネをして決めたら、悠樹は店員さんを呼んで注文してくれた。
なんだか眠いや…。
「悠樹??くるまで寝てるから、きたら起こしてね。よろしく」
「おぅ」
それからしばらく眠りについた。
―悠樹―
気がつくと、友美は寝てた。
よく考えれば、友美は結構きつい思いをしたんだよな。
俺が守ってやらないと。
友美は俺が守るって、心に誓ったんだ。
まだ言えねぇけど、いつか必ず『おまえが好きだ』って言ってやる。
だからそれまで、絶対他のヤツの女になるなよ?
俺は友美の寝顔をまじまじと見た。
可愛い寝顔してんな…。
そんな可愛い顔してっと、キスしたくなるじゃねぇか…。
こんな気分のまま、時は過ぎた。
もっと見ていたい、というところでオムライスがきてしまった。
はぁ…。
間の悪い店員だな。