幼馴染みが好き
来たからには、友美を起こさなければならない。
「友美、起きろ。オムライス来たぞー」
何度も何度も、体を揺すって、どうにか起こした。
「う〜ん…。おはよぉ、悠樹。ふぁ〜ねむ…い」
「ちゃんと起きねぇと、俺が食うぞ」
「えっ!それは…嫌だぁ…」
ん??
こいつ、なんか子供口調じゃね??
寝起きってこんな可愛いのか…??
「悠樹ぃ…?どおかしたぁ??」
「い、いや??べ、別になんでもねぇよ」
俺の言葉に納得したのか、オムライスを食べ始めた。
俺は友美が起きるちょっと前から食ってたから、友美が食べ始める頃にはもう食い終わっていた。
「悠樹ぃ、食べるの早いねぇ!」
そういいながら、友美もどんどん食べ進める。
もう少しの所で、友美はオムライスを残した。
たぶん、多かったんだ。
「もう食べらんない。悠樹、食べてよ」
口調はすでに、いつもの友美に戻っていた。
食べろって…、間接キスじゃね??
お前は気にしねぇのかよ。