幼馴染みが好き


あぁでも、ここで食べねぇと逆に怪しいか…。

「しょうがねぇな,貸してみ??」

食ってやることにした。

俺が食ってる間、友美は俺をじっと見ていた。

「何見てんだよ。あんま見んなって…」

恥ずいんだけど??

「べ、別に見てないもん。悠樹がちゃんと食べるか監視してるだけだもん」

友美さん、それを見てるって言うんですよ??

相変わらず、抜けてるとこあるよなぁ。

まぁそこも可愛いけど。

綺麗にご飯粒1つ残さずに食べ、友美も納得し会計を済ませた。

もちろん、俺のおごり。

ここまでは、平和だった。

でも、帰り道に事件は起こった。


―友美―


すっかりあたりも暗くなりつつあった。

悠樹のおごりでオムライスを食べ、家に向かっている。

「悠樹、今日はホントありがとね」

「別に、俺は何もしてないって」

悠樹は気づいてないだけ。

さりげなく、助けてくれてるんだ。



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