幼馴染みが好き
今日の体育の時、朝の感じから私のことさりげなく気にしてくれていたんでしょ??
じゃなかったら、あんな早く気づけないって。
保健室の先生と話しているときも、気を遣って入らないで待っててくれたんでしょ??
でも結局、話に入ってくるハメになっちゃったけど…。
「ごめんね、いろいろ迷惑ばっかりかけて」
「だから、迷惑じゃねぇって言ってんだろ??」
「迷惑は迷惑なの!なんで悠樹はいつも助けてくれるの??」
「なんでって…。あぁ、もう!じゃあ正直に言うわ。俺さ…」
まさかの展開??
聞かない方がよかったかも…??
「俺、…とが好きなんだ」
「えっ??なんて言ったの??」
「だから、お前のことが好きなんだ!!」
う…そ…。
嘘でしょ??
「その顔は、俺のこと疑ってんだろ??ふざけてこういうこといわねぇっつうの」
「だよね…。じゃあ本気??」
「当たり前だろ」
じゃあ私たちは、両思いだったってこと??
だからあの時分かるって言ったの??
「返事は今すぐじゃなくていいから。今度で…」
最後まで聞かずに、瞳から涙を流した。