幼馴染みが好き
なんか怖いな。
もし私が狙われたら、逃げられない。
悠樹がいるからって、悠樹が犠牲になるかもしれないし。
やっぱりお母さんに頼もうかな。
悠樹も一緒に乗せればいいんだし。
悠樹にメールしてみようかな。
『悠樹、さっきは送ってくれてありがとう。ニュースで今、通り魔事件についてやってた。お母さんが送り迎えしてくれるって言ってるから、悠樹も一緒に乗っていこう??』
ピッ。
−送信完了−
するとすぐ、返信がきた。
『俺は別にいいけど??なに、怖くなったわけ??(笑)』
なっ…なんてヤツ。
まぁ、当たってるけど。
『うん、当たり。』
『やっぱりな。俺もニュース見てたし。県が違うっていう話なら、まだ安心出来たんだけどな。友美骨折してるし、助けるにも助けられないって場合もあるしな。今回ばかりは、真李さんに甘えた方が良さそうだな』
真李さんっていうのは、私のお母さんね。
お母さんに甘える…かぁ。