幼馴染みが好き
「あんた、うなされてたけど大丈夫??」
「へっ??…あ、うん。大丈夫だよ」
「そう??ならいいんだけど。あ、ご飯だから下に降りなさいね」
「うん、わかった」
お母さんは、そう言うと先に下へと降りて行った。
………。
「怖い夢見たなぁ…」
悠樹がいなくなるなんて、そんなの考えられないよ…。
ずっとそばにいてくれたのは、悠樹だったし。
「どうしよう。ホントに悠樹がいなくなったら…」
不安に押し潰されそうになった。
って、こんなこと言ってる場合ぢゃない!
私は出来るだけ急いで着替えをして、頑張って下に降りた。
「お、友美起きたのか。いつもより早めなんだな」
「うん。骨折してるから、階段上るのゆっくりになるでしょ??だから早く行かないと遅刻になっちゃうもん」