幼馴染みが好き


「あんた、うなされてたけど大丈夫??」

「へっ??…あ、うん。大丈夫だよ」

「そう??ならいいんだけど。あ、ご飯だから下に降りなさいね」

「うん、わかった」

お母さんは、そう言うと先に下へと降りて行った。

………。

「怖い夢見たなぁ…」

悠樹がいなくなるなんて、そんなの考えられないよ…。

ずっとそばにいてくれたのは、悠樹だったし。

「どうしよう。ホントに悠樹がいなくなったら…」

不安に押し潰されそうになった。

って、こんなこと言ってる場合ぢゃない!

私は出来るだけ急いで着替えをして、頑張って下に降りた。

「お、友美起きたのか。いつもより早めなんだな」

「うん。骨折してるから、階段上るのゆっくりになるでしょ??だから早く行かないと遅刻になっちゃうもん」



< 34 / 50 >

この作品をシェア

pagetop