幼馴染みが好き
「あぁ、骨折してたんだったな。荷物とかはどうするんだ??なんなら父さんが運んでやろうか??」
お父さん…そこまで…??
「大丈夫だよ。お父さん、仕事あるでしょ??荷物運びは悠樹がやってくれるから」
「そうか。じゃあ悠樹くんに感謝しなくちゃな、友美??」
「うん、そうだね」
お父さんと話しながら、朝ご飯を済ませ、歯磨きをして玄関に向かう。
「友美、そろそろ行きましょうか」
「うん」
時計をみると、約束の時間になっていた。
「悠樹、来ないなぁ…」
玄関を出て、ふと門を見ると、人影が見えた気がした。
悠樹かなぁと思い、行ってみることにした。
すると…。
門に寄りかかって寝ている悠樹を見つけた。
「悠樹??はーるきー!!」
ユサユサと悠樹を揺すってみた。
それでも起きないので、私は…。
「起きろ、バカ悠樹!!!」
と言って、思いっきり悠樹の頭を殴った。