幼馴染みが好き


「いってぇ…ってあれ??俺完全に爆睡してた??」

「うん、おはよ、悠樹」

「おぉ、はよ」

悠樹は立ち上がると、私のほっぺに軽くキスをしたのだった。

「…は…えっ…??」

動揺した私を見て、悠樹はにやっと笑った。

「すきありすぎ(笑)」

「………」

たぶん今、私の顔真っ赤だろうな。

「あっ!お母さんが待ってるんだった!」

「よし、じゃあ行きますか!」

「うん」

2人でお母さんのもとへ行くと、車を暖めて待っていてくれた。

「ずいぶんと遅かったのねぇ。2人でなにかあったのかしら??」

こちらをうかがうように聞いてきた。

「な、何にもないよ!!ねっ!悠樹?!」

そう悠樹に助けを求めたんだけど…。

「おぅ。ただキスしただけだよな??笑」

「えっ?!友美、どういうこと??」

「ちょ、ちょっと悠樹?!」



< 36 / 50 >

この作品をシェア

pagetop