幼馴染みが好き
「なんだよ、らしくないな。なにくだらないことで落ちこんでんの??」
「べ、別に。落ち込んでないもん」
「いーや落ち込んでるね」
「落ち込んでないってば!!」
あれ、私…。
気まずくなくなってる…??
悠樹、わざと言ったんだ。
優しいじゃん。
無事に教室につくと、数人女子が来ていた。
どれも紗希の取り巻きだった。
はぁ最悪。
「友美、入んねぇの??」
「…えっ…??あ、えっと…」
入りたくないかな、と小さな声で続けた。
ブーブー ブーブー
「わりぃ電話出てくるわ」
そう言って悠樹はどこかに行ってしまった。
その時、教室から声が聞こえてきた。
「っつかさぁ、風早うざくない??」
「まだ学校来る気かな??」
「さっさと居なくなればいいのに」
私のこと、だよね…。
「いっそのこと、死んじゃえよ」
「ねぇー!死んじゃえ、死んじゃえ!!キャハハハハ」
私…死ねって言われたの??
あまりにも辛すぎて、私は屋上に向かった。