幼馴染みが好き
「大丈夫。友美は保健室に1日いたことになってるから」
えっ…?
「保健室の先生がほんとのこと言っちゃったらバレちゃうよ?!」
「それなら問題ない。俺が話つけといたから」
どんな話つけたのよ?!
「俺が保健室でサボらないっていう条件でな」
顔に出ていたのか、悠樹は答えた。
「悠樹…サボれなくなっちゃったじゃん!良かったの??」
サボる場所なくなっちゃったじゃん…。
「ばーか。サボるときはここにくるからいいんだよ」
ここに…?
「それより、俺はお前に聞きたいことがあるんだけど??」
「えっ…?」
「友美さぁ、1人で泣いてたろ?」
ギクッ…。
なんでわかったんだろう。
「ここ…痕ついてるけど??」
一瞬フッと笑うと、悠樹は私の目の下にそっとキスを落とした。
「わっ…!」
「なんだよ」
「だ、だって…びっくりした…んだもん…」
「はいはい。で、なんで1人で泣いてたんだよ?」
話戻っちゃったよ…。