幼馴染みが好き
第4章 消えかかった命
私はだんだん暗くなってくるのを感じた。

時計を見ると、17時。

「悠樹、だいぶ遅くなっちゃったね」

「そうだな。友美の話が長すぎるからだな」

「ちょっ…それどういう意味よ!」

「そのまんまだけど??」

な、何よっ!

悠樹が話してみろって言ったから話したのに…。

悠樹の事やっと頼れると思って安心したけど、やっぱりダメだったのかな…。

目に涙が溜まってきた。

「ばーか。またネガティブになってるし。冗談だって。本気で思ってるわけねぇだろ」

「えっ…??」

「ほら、もう泣くなよ」

頼っても良いって事だよね?

「電話して、帰るぞ!」

「うんっ!」



その後、迎えに来てくれたお母さんに、『電話くるの遅かったから心配してたのよ?!まぁ、悠樹くんと一緒に学校だったから良かったけど』なんて嫌味ったらしい言葉を浴びせられたのは言うまでもない…。





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