とらべりんぐトリオ
「っ!?」
声にならない悲鳴が出た。
「ははは♪驚くのはこれからだぞ!」
ドロドロの顔でアケビが笑う。
なにこれ!?
アケビはグチャグチャに混ざり、また新たな形を作り始める。
そして再び固まった時、完成したのは…
「私?」
ネコの顔
しっぽ
肉球のついた手
自分では見えなくてわからなかったけど、全身がツヤツヤしたまっ黒い毛で覆われている。
「どうだ!すげーだろ!俺ホントはスライムみてぇな格好してんだよな。なんにでも変幻自在だぞ!」
声も変わってる。声帯もコピーされてれば当たり前か。
「…キモイグロいコワい止めて。ご飯がまずくなる。私の姿で男言葉話さないで。」
ゴメンナサイ。私正直だから☆
「ひどくね?俺の能力全否定?お前はあれか?Sってやつなのか?縛り上げられる前に逃げるべきなのか?」
涙目での抗議は目線を合わさずにスルーする。
諦めたようにゴホンと咳払いして仕切り直すと、アケビは言った。
「まぁつまり、トラベラーはこっちに飛ばされる時になんかかんか、特殊な姿と能力をつけられるみてぇなんだ。お前なら多分ネコの敏捷性だな。」
声にならない悲鳴が出た。
「ははは♪驚くのはこれからだぞ!」
ドロドロの顔でアケビが笑う。
なにこれ!?
アケビはグチャグチャに混ざり、また新たな形を作り始める。
そして再び固まった時、完成したのは…
「私?」
ネコの顔
しっぽ
肉球のついた手
自分では見えなくてわからなかったけど、全身がツヤツヤしたまっ黒い毛で覆われている。
「どうだ!すげーだろ!俺ホントはスライムみてぇな格好してんだよな。なんにでも変幻自在だぞ!」
声も変わってる。声帯もコピーされてれば当たり前か。
「…キモイグロいコワい止めて。ご飯がまずくなる。私の姿で男言葉話さないで。」
ゴメンナサイ。私正直だから☆
「ひどくね?俺の能力全否定?お前はあれか?Sってやつなのか?縛り上げられる前に逃げるべきなのか?」
涙目での抗議は目線を合わさずにスルーする。
諦めたようにゴホンと咳払いして仕切り直すと、アケビは言った。
「まぁつまり、トラベラーはこっちに飛ばされる時になんかかんか、特殊な姿と能力をつけられるみてぇなんだ。お前なら多分ネコの敏捷性だな。」