とらべりんぐトリオ
出発
「ほら、この中から好きなのを選んで。」
ほら、とサルビアが案内してくれた先は、薄暗い倉。
ノコギリソウは仕事があるって言って来てくれなかったけど、途中でバトル中だったアケビを連れて来た。
どんなのがいいだろ?
武器倉庫には、ものすごい量の武器が押し込まれていて、目移りしちゃう。
豪華な装飾がされた宝剣。
すらりと伸びたなぎなた。
鈍い銀色に輝く日本刀。
なにもついていない、シンプルで固そうな棒。
しなやかな曲線を描いた弓と、鋭く尖った矢。
重たそうな鎧兜に盾。
ジャッキーみたいなヌンチャク。
それから、なぜかハリー・ポッターみたいな杖や占いに使うような水晶、お坊さんが持ってるような錫杖まである。
その中でもいっそう場違いで、目立つ物があった。
「なんで?」
楽器。
それは、人を楽しませる物であって、けして傷つけるためにあるのではない。
けれど、確かにここにある。
ほら、とサルビアが案内してくれた先は、薄暗い倉。
ノコギリソウは仕事があるって言って来てくれなかったけど、途中でバトル中だったアケビを連れて来た。
どんなのがいいだろ?
武器倉庫には、ものすごい量の武器が押し込まれていて、目移りしちゃう。
豪華な装飾がされた宝剣。
すらりと伸びたなぎなた。
鈍い銀色に輝く日本刀。
なにもついていない、シンプルで固そうな棒。
しなやかな曲線を描いた弓と、鋭く尖った矢。
重たそうな鎧兜に盾。
ジャッキーみたいなヌンチャク。
それから、なぜかハリー・ポッターみたいな杖や占いに使うような水晶、お坊さんが持ってるような錫杖まである。
その中でもいっそう場違いで、目立つ物があった。
「なんで?」
楽器。
それは、人を楽しませる物であって、けして傷つけるためにあるのではない。
けれど、確かにここにある。