とらべりんぐトリオ
「僕と賭をしませんか?勝てたら生き返らせてあげましょう。しかも今ならキャンペーン中につき、クリアできたら一つだけ、あなた達の願いを叶えマス♪」
どうしたらいいんだろうか?この状況。
「何アンタ?キモッ。」
私が悩んでいる間に、イサナはソッコーで罵倒し始めた。
まあ、気持ちはわからなくもない。
だって変だもの。
不審者だもの。
まず衣装があり得ない。
一言で言うならピエロ。
しかもかなり不吉な雰囲気を醸し出すピエロだ。
本来なら鮮やかな暖色が彩っているはずの道化服は、白と黒のモノクロに染められている。
漆黒の大玉で巧みに玉に乗りしながら、小さな真っ白いドクロでポンポンとジャグリングをしている。
不気味。
それ以外の感想が見つからない。
「いいんデスカ?そんな事言っても。生き返りたくないんですか?」
「アンタみたいなやつの言う事なんか信用できるか。胡散臭い。」
激しく同意。
「そうだよ。そんな提案して、あなたにどんな得があるの?」
「待ってよ!やってみよう!私まだ死にたくない!」
フウカだけは、少なからず乗り気みたいだ。
「では、まずルールだけ説明しましょう。なに、簡単デスヨ。」
そう言って、ピエロは罵声なんかどこ吹く風とでも言うように、疑いの眼差しをガン無視して語り始める。
『これからアナタ達には異世界へ旅立っていただきマス♪。
スタート地点はバラバラ、そこから再び全員が集まれたらアナタ達の勝ちデス☆
ただし、それだけでは盛り上がりに欠けますから、少しだけ制約をつけマス♪
一つめ、アナタ達は、全員別の姿に変えさせていただきマス。
なにになるかはお楽しみデス☆
二つめ、3人の名前を、他人に知られたら、そこでゲームオーバーデス。
そして、気になる行き先は楽しい楽しい魔法の国‘ファンタジア’
つまりアナタ達は、右も左も分からない異世界で
顔も名前も分からない仲間を探し出さなければいけない。
どうです?おもしろそうでしょ♪』
ピエロはニヤッと不敵に
大胆に
嘲るように
心底楽しんでいるように
渇いて
歪んだ
笑みを浮かべて
試すように問いかけた
どうしたらいいんだろうか?この状況。
「何アンタ?キモッ。」
私が悩んでいる間に、イサナはソッコーで罵倒し始めた。
まあ、気持ちはわからなくもない。
だって変だもの。
不審者だもの。
まず衣装があり得ない。
一言で言うならピエロ。
しかもかなり不吉な雰囲気を醸し出すピエロだ。
本来なら鮮やかな暖色が彩っているはずの道化服は、白と黒のモノクロに染められている。
漆黒の大玉で巧みに玉に乗りしながら、小さな真っ白いドクロでポンポンとジャグリングをしている。
不気味。
それ以外の感想が見つからない。
「いいんデスカ?そんな事言っても。生き返りたくないんですか?」
「アンタみたいなやつの言う事なんか信用できるか。胡散臭い。」
激しく同意。
「そうだよ。そんな提案して、あなたにどんな得があるの?」
「待ってよ!やってみよう!私まだ死にたくない!」
フウカだけは、少なからず乗り気みたいだ。
「では、まずルールだけ説明しましょう。なに、簡単デスヨ。」
そう言って、ピエロは罵声なんかどこ吹く風とでも言うように、疑いの眼差しをガン無視して語り始める。
『これからアナタ達には異世界へ旅立っていただきマス♪。
スタート地点はバラバラ、そこから再び全員が集まれたらアナタ達の勝ちデス☆
ただし、それだけでは盛り上がりに欠けますから、少しだけ制約をつけマス♪
一つめ、アナタ達は、全員別の姿に変えさせていただきマス。
なにになるかはお楽しみデス☆
二つめ、3人の名前を、他人に知られたら、そこでゲームオーバーデス。
そして、気になる行き先は楽しい楽しい魔法の国‘ファンタジア’
つまりアナタ達は、右も左も分からない異世界で
顔も名前も分からない仲間を探し出さなければいけない。
どうです?おもしろそうでしょ♪』
ピエロはニヤッと不敵に
大胆に
嘲るように
心底楽しんでいるように
渇いて
歪んだ
笑みを浮かべて
試すように問いかけた