二重人格
『だから、迷惑なの!
学校で馴れ馴れしくされるのっ。
私にだって私なりの事情があって、、、
とにかくっ、地味ーに学校で生きたいの
だから、学校では他人のふりしてっ』
ちょっと強く言い過ぎた事に後悔した。
だから、その場から早く逃げ出したくて私はスタスタと早足で歩く。
「おいっ、待てって
事情ってなんだよっ、事情って」
『それと、私に干渉しないでっ!!』
「おいっ、待てって!
今日の事は謝るからさー」
軽いノリでそう言った事にますます苛立ちを感じる。
『本当に嫌なの!!
軽いしチャラチャラしてるっ』
ズバズバとここまで言えてしまう私が怖かった。
けど、私はきっとヒロキが嫌いなんだ。
「なんだよっ、まったく」
私達は完全に、出会って1日も経たないうちに仲が悪くなった。
私にとって最短記録。