君に捧ぐ嘘
君に捧ぐ嘘
知らない天井。眩しい。目を開くと、私のとなりには、見知らぬ少年が椅子に座り、私の手を握っていた。


何でこの人は私の手を握っているんだろう?


触らないでよ、あなたは一体誰?



よく見ると彼の頬には涙の筋があった。


なぜ?泣いているの?
< 1 / 9 >

この作品をシェア

pagetop