大好き

みっちゅは、野球が好きででも春たちの少年団じゃない方に


好きな人が居る。


春のクラスは野球少年達の集まりだ。


「みっちゅぅ…?」


「ん?」


「好きな人で来たんだぁ…」


「嘘っ?!だれだれ?!」


はじめて好きな人が出来たなんて自分から言った。


「へぇ?誰さ!」


乃井も混ざり水道の奥で話した。


「悠真…」


「あーやっぱり?」


乃井は笑った。


「え?」


「うん。春悠真といつも一緒だしね―」


「…アハハ」


「ま。ガンバレ」


「うん。でもさ…」


「ん?」


みっちゅに乃井、これは多分叶わないよ。


「だってね?悠真。前の学校に好きな人が居るんだってさ。」


「…そんなの昔の話でしょ!」


「そーだー。悠真来たの2年時だよぉー?」


「今は5年だから!」


二人の言葉は正しい。でも…この前さ。しったんだよ。


プロフ書いてもらったら好きな人の所にイニシャルが書いてあった。


覚えのないイニシャル。こんなイニシャルの女子いたかな?


うちのクラスの女子は10人しかいない。


大体見当がつくはず。


「これだれ?」


「前の学校の人。」


「へぇ。好きなの?」


「…まぁ?」


「今はあってるの?」


「たまに遭遇するよ」


「…そっか、悠真にも恋がねぇ?」


「あーなんだよそれーっ」


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