甘い恋愛 ~天然美少女vs美男双子~
「あ、よろしくお願いします」
ぺこ、とお辞儀をし、叔父さんの方をみた。
「噂どうり、可愛いね。ようこそ。」
叔父さんは、お世辞をいうと、あたしを家へ招いてくれた。
優しい人で、よかった...
そうおもった矢先に、
「親父、どーいうことだよ。」
さっきよりも、すごいイラ立ちの顔をしたイケメンくんが、あたしの方を見ながら言った。
ヒイッ!! こっわっ...
この人と、暮らすなんて、やだなあ...
「いいから、後でゆっくり話そう」
叔父さんはイケメンくんにそう言うと、再び案内してくれた。
あのう...、視線が怖いんですけどっ...
なんでこんなことに...
そのまま、リビングに案内され、机の椅子に腰をかけた。
「はい、どうぞ」
おばさんは、紅茶をくれた。
笑顔が爽やかだ。
ニコッ、と微笑み返すと、頭を撫でてくれた。
う~ん、なんでこんな優しい人たちから、あんなに怖い人が生まれるんだろ..?
そんなことを、ずっと考えながら、紅茶をすすった。