甘い恋愛 ~天然美少女vs美男双子~
「で、どーゆーことなんだよ」
イライラオーラを、むんむん出しながら椅子にどーんと座るイケメンくん。
あいかわらず、なんて態度。
イケメンくんの行動をみていたら、リビングの扉が開いた。
...またまた、イケメンくんが...
それに、ふいんきがそっくり。
「誰だよ、こいつ」
イケメン2くんが、ぽつりと呟いてじい、とこっちを見ている。
あ、あんまり見ないでほしい...
どんどん顔にしわが寄っていってるんですけど...
「とにかく、座って」
叔父さんは、イケメン2を見て椅子を指し、指示を出した。
「彼女、栗原李紅ちゃんは、今日からここで暮らすことになった」
あらら..
叔父さん、直球ですね。
ハハハ...、と苦笑いしてると...
「俺は、認めねぇから」
イケメン1くんが、立ち上がった。
ど、どーしよ...
大丈夫かなぁ...あたし。
「大丈夫だよ、李紅ちゃん。あいつ、女嫌いなだけだから、気にしないで」
いやいや、だめでしょ!!
女嫌いなんて。
あたし、男にならなきゃいけない!?
じゃないと暮らせない...?