あなたに好きと言いたくて





「なぁ...優希。
お前好きなやついるのか?」

「ん?いるよー?」


何で知ってるんだろ?

私、綾ちゃんに言ったっけ?


「紫乃から聞いた。」

「あれ?声にでてた?」

「うん。すべて。」


私はよく頭で思っていることが

声にでちゃってるらしい。

...バカなのかな?


「どんなやつ?」

「んー・・・いい人で
優しくて穏やかな人。」

「ふーん...。
今度、教えろよ。」

「うん。また教えるね。」


なんか急に不機嫌だった。



なんか悪いこと

いっちゃったかなぁ...?

うーん...

言ってない...よね...?





















< 18 / 71 >

この作品をシェア

pagetop