あなたに好きと言いたくて
said 綾
学校へ遅れてきても
いっつも笑顔でおはようって
いってくれる優希に
好きなやつが
出来ただと!?
そのおかげで
担任の話は
まったくといってもいいほど
耳に入ってこなかった。
でも優希も同じらしい。
...好きなやつのこと
考えてたのかな...?
「旅行よ、旅行。」
担任が言ってたことを
紫乃が呆れて教えてくれる。
旅行...。
ってことは2人でいれる
チャンスはある!!
まだ俺にもチャンスはあるんだ。
でも...どんな相手なんだ?
優希の気になるやつって。