あなたに好きと言いたくて






「優希さんは...
今日制服ですね。」

「あ、はい。
急いでたので。」


そう、今日は制服。

いつもは

いったん家に帰ってから

私服に着替えて来てた。


「その制服は...
山城(ヤマシロ)高等学校ですかね...?」

「はい♪そうです♪
よくわかりましたね...。」


私は感心して

感嘆の声を漏らす。


「あ、いえ。
少し行きたかった学校だったので。」

「そうでしたかー♪」

「でも山城高も進学校で
共学のエリート校って
いわれてますよ?」

「え?...あんなの
エリートなんでしょーか??」



ぎゃあぎゃあ

授業中騒ぐは暴れるは

どんちゃん騒ぎなのに...。


「はい?多分...。」


瑠衣さんは

不思議そうにしている。


まぁ、はたからみれば

きれーな学校だし

評判はいいんだろうなぁ。










< 51 / 71 >

この作品をシェア

pagetop