あなたに好きと言いたくて
「...さい!...きなさい!
...さん!起きなさい!佐倉さん!!」
「ふぇ!?」
私はガタンと
音をたてて席から立つ。
...あれ?
「授業中です...。」
大人しい社会の先生が
呆れてため息をつく。
「僕の授業毎回寝てません?
佐倉さん...。」
「いやぁ...
丁度お日様が...。」
「はぁ.......。」
呆れて、ものも
言えないらしい。
だってお日様も
ぽかぽかしちゃってるから
悪いんだよ...。