あなたに好きと言いたくて




「ほら、席につけー。」


先生の号令がかかる。

紫乃ちゃんと綾ちゃんは

チッと舌打ちすると

席に戻った。


私は先生の方へ向こうとした。


するとそのとき手を繋いで

笑い合ってるカップルが目に入る。


すると疑問が浮かんだ。


「ねぇ、恋って何なの?」


小声で前の席の

紫乃ちゃんに尋ねる。





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