手の平から
第二章

知ったこと




香奈と私は井上と相沢に頻繁に会うようになった。


四人ともが社会学の授業を取っていたから週に2回は一緒に授業を受けるようになった。



前は気付かなかったけど相沢とは、ほとんどの授業が一緒だった。




身長が高いから人混みにいても相沢の落ち着いた茶色の髪が飛び抜けていて、すぐに見つけることができた。
< 19 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop