手の平から



相沢と私は香奈が泊まっていくから二人で井上の家から出た。



「ほんとに降ってる……」



頬に落ちてきた冷たい雪。
相沢と私はとぼとぼ歩きだした。


「香奈、喜んでくれてよかった。」
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