愛してるんだよ。
「いつも、佐久間の為を思って、自分を押し込めてきつくないか?」




辛くないわけじゃない。



でも、側にいて守れるうちは…



『きつくなんてないですよ』



これは本音だ



「言ってみたらどうだ?俺はいつもお前の為を思ってるって」



『お前の為になんて言葉、一葉は喜ばないですよ。誓いとか、約束とかそういう類の言葉もプレッシャーになりますから…だから言わないんですよ。』



「…」



『俺の考え過ぎかもしれないけれど…そんな言葉を言ったら拒絶される気がしてならないんです。』



< 138 / 370 >

この作品をシェア

pagetop