愛してるんだよ。
三。

過去…葉。

自分が泣いてるのに気付いた。



文化祭、すぐに帰るつもりだったけれど…



一葉が倒れたのが気になって、帰るに帰れず結局とどまったまま、ステージを見る事にした。



自分がステージから見えない位置にいたつもりだったのに、一葉はすぐに気付いたように見えた。



ドレスを着た一葉が、すごく綺麗で…早くこの場を去らなければと思っているのに動けなかった。



まさか、その後マイクで叫ばれるなんて思いもしなかったから




「親父!!あの…私、まだまだ弱いけれど…頑張る。お正月にはカズと顔出すから…だから…」


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