愛してるんだよ。
『葉さん、一花さん看護婦さんに任せて来ましたから。』



一花さんと言った瞬間、一葉はビクッと動いた。



しばらくして、一刃から一緒に住む事を聞かされた一葉は、荷物をまとめて出て行った。



静まり返った家の中は、まだまだ散らかっていて…



まるで家族そのものの様に思える。




こんなに荒らしてしまったのは誰でもないこの俺だ。




「すまない…」



一言零すと、涙も落ちた。





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